USE CASE

  • SUZUKI FLEET

    株式会社フジ

    ペーパーレスを通じて移動スーパーの労務管理を徹底

    コンプライアンスを重視し、安定稼働する「生活インフラ」へ

     

     

    「地元に、新しいつながりを。」をスローガンにスーパーマーケットとして地域の生活を支えている株式会社フジ様。人々の生活をより豊かにする事業の一つである移動スーパーでは、スズキの車両にスーパーで販売されているすべてのカテゴリーの食料品が整然と陳列され、お買い物が不便な地域にお住まいの方々のインフラとして利用されています。同社には、ドライバーの労務管理を適切に行うためにSUZUKI FLEETを導入いただきましたが、他にも効果を実感されているとのこと。今回は、ノンストア推進部 移動販売推進グループ マネージャーの萩原大輔様に、導入してからの変化や今後目指す体制などを、お伺いしました。

     

     

     

    中国四国を中心に生活インフラを支える

     

    事業内容と車両の利用方法を教えてください。

     

    弊社は、スーパーマーケットとして食料品や衣料品、日用雑貨など幅広い商品・サービスを提供する総合小売業を営んでいる会社です。2024年3月にフジとマックスバリュ西日本、フジリテイリングが合併し、現在の株式会社フジとなりました。

    車両は、事業の一つである移動スーパーの車両に使用しており、現時点で中国・四国・兵庫エリアで83店舗展開しています。

     

    SUZUKI FLEETを導入した背景についてお聞かせください。

     

    現在車両を133台所有しているのですが、ドライバーの運転状況確認に課題をかかえていました。ドライバーは一人で移動販売をしているので、個々の労務状況をお店から確認できないことから、GPSの位置情報を利用してドライバーの労務管理を徹底していきたいと思っていました。

    併せて、車を使った販売活動をするうえで、コンプライアンスも気になっていました。具体的には、アルコールチェックや日常点検。導入前は紙ベースで管理を行っていましたが、それだとどうしても漏れが出てくるため、デジタルで管理できるSUZUKI FLEETは非常に良いなと思い、導入を決めました。

     

    導入前は133台の車両を、すべて紙で管理されていたのですね。

     

    そうです。ただそれも、それぞれの店舗で実施・管理というところまでしかできておらず、全体的な実施状況などは把握できていませんでした。SUZUKI FLEETのようにデータでやり取りできるのは、どの店舗でも実施状況がすぐにわかるので、非常に便利です。

     

     

    事故や故障、商品不足など幅広い場面で活用

     

    よくご活用されている機能はありますか?

     

    リアルタイム機能を一番使用しています。導入以前は、車両事故や不慮の故障などの際に、店長やスタッフが現場に行こうとしても該当車両がどこにいるのかわからず、右往左往していました。しかし、導入後は車両の正確な位置がマップ上に表示されるので、場所をすぐに特定できるようになって助かっています。商品不足などにより、別店舗に車両の応援要請をする際にも役立ちますね。

     

    また、同じエリアでもいろいろな店舗から販売に行くので、車両の動きから販売エリアの把握や開拓、構築にも活用できそうです。

     

     

    サービスをより快適に利用してもらう仕組み

     

    他に利用している機能はありますか?

     

    日報機能を利用しています。車両は1日に平均で10〜15ヶ所ほどを決まった時間に回っていますが、特に新人スタッフにおいて、地点に時間通り到着できているかということを確認しています。もし時間通りに到着できていないドライバーがいたら、お客様の不利益になりますし、私たちとしても売り上げも下がってしまいますからね。紙での管理だと本当にその時間に行ったのかは申告ベースになってしまいますので、自動で日報が作成されるのは、事実確認に最適だと感じています。

     

     

    SUZUKI FLEETに要望などがありましたらお聞かせください。

     

    この位置情報をお客様に知らせる方法があれば良いなと思います。自然災害や機器トラブルで移動販売ができない場合、お客様への連絡方法が確立されておらず、移動販売できないことをお客様が後で知るということが多いのです。

     

    移動販売でお伺いしている地域は、街中まで車で45分以上かかるような場所もあり、週に数回の訪問時間を楽しみにしているお客様もいらっしゃいます。位置情報からの予定到着時刻をお客様にお伝えできたら喜んでいただけると思います。もちろんお客様側にも機器などが必要になるので、すぐにできるとは思いませんが、将来的にはそこまでできれば嬉しいです。

     

     

    各店舗での管理体制構築と未来の構想

     

    最後に今後活用を進めていきたい部分はありますか?

     

    最初の目的でもあった、労務管理の部分です。特に休憩時間をしっかり取れているかという点を、出勤退勤も含めて徹底していきたいです。

    会社組織として、コンプライアンスや安全運転は重視していくべきですし、それこそドライバーの安定的な雇用にもつながっていくのではないかと考えています。

    また、あくまで登録や管理は私たちがしますが、事故が発生した場合や日常点検など、日常的な管理を各店舗で完結できる体制を構築していきたいです。

    そのためにも、しっかりSUZUKI FLEETを使っていきたいと思っています。

     

     

    本日は、お忙しいところお時間いただきありがとうございました。

    SUZUKI FLEETの活用も含めて今後ともよろしくお願いいたします。