INTERVIEW

今日の一歩が
未来のサービスを形作る

KOUTA
KINOSHITA

木下 航太

サービス運営

組織・オペレーション開発

都市環境学部 都市基盤環境学科 卒業

[拠点:浜松本社]

身近な商品という形になって誰かの目に触れる仕事に魅力を感じ、BtoCメーカーを志望しました。

中でもスズキに入社を決めたのは、クルマづくりの上流に携われるチャンスはまたとないと感じたから。入社後は事務職として海外営業を希望していたので、新規事業であるコネクテッドセンターに配属が決まったことは驚きです。

データ活用の検討プロジェクトを経て、今は、販売代理店向けコールセンター窓口の業務設計と体制構築を担っています。それは、未知のサービスをゼロから創り上げる仕事。アイデアが形になるまで生みの苦しみは続きますが、新規立ち上げのスキルは大きなアドバンテージになるはずです。

学生時代はフィリピンに短期留学したり、ゼミの研究でミャンマーへ河川の水質調査へ出かけたり。多様な価値観に触れてきたことが、コネクテッドセンターでの仕事に活きています。大学生活に悔いのないよう、やりたいことには全力でチャレンジしたから今があります。

PROFILE
  • 2020

    スズキ入社。コネクテッドセンターに配属。
    コネクテッドサービスの国内展開に向けた販売代理店へのサポート体制および組織体制の構築を担う。

  • コネクテッドサービスの円滑な運用を約束したい

    私のチームでは今、コネクテッドサービスの国内展開に向け、販売代理店におけるサービス運用をサポートする組織体制を構築しているところです。具体的には、コールセンターを組織化し、販売代理店からの問い合わせに対応できるオペレーション体制を準備しています。 その中で私の担当は、タスク設計とシステム導入。コネクテッドサービスの登録はどうやるの?車両に不具合が出た時の対応はどうするの?そうしたオペレーション上の課題を整理し、手順書にまとめあげています。

    コネクテッドサービスは、その利用を開始いただいた時からサービスをご解約される時まで、お客様との関係が長く続くもの。様々なタッチポイントにおいて販売代理店で想定される対応を考慮し、業務フローを組み立てなければなりません。現業とのバランスを見ながら、オペレーション業務をデザインしています。

  • 身近に触れてもらえる商品・サービスを作るよろこび

    就職活動中は幅広い業界を研究しましたが、その中でもとくに興味を持ったのがBtoCメーカーです。自分の関わった商品が、家族や友人に触れてもらえるのは嬉しいこと。「この商品、私が担当したんです」と誰かに言える仕事に魅力を感じていました。

    幼いころからクルマが好きだったことで、自動車業界にも興味を持ちました。そんな中スズキに関心が向いたのは、モーターショーで『スイフト Sコンセプト』を見かけたのがきっかけです。4人乗りのコンパクトなクルマでありながら、走行性能を突き詰めたスポーティな車種。おもしろいクルマを世に出しているな、と思いました。そんなクルマづくりの上流に携われることが、またとないチャンスに感じられたのです。

  • スズキを選んだ理由は「チャレンジ」と「成長」

    中でもスズキに入社した決め手は、海外の仕事に携わるチャンスがあったこと。実はスズキはカーメーカーの中でも珍しく、1年目から海外営業を任せてもらえる会社です。私は学生時代に海外へ出向いた経験から、海外に成長機会を見出していました。

    海外から学べることは多いと感じます。たとえばスズキの本社は日本にありますが、インド法人の存在感は本社を凌ぐかもしれません。同国では50%近い乗用車シェアを持つ、乗用車メーカーのトップだからです。

    IT開発やデータ活用となると、日本よりインドの方が動きが早いと感じます。コネクテッドカーもインドでは2018年に商品化され、すでに公道を走っています。インドでは公用語の一つが英語であることもあり、「将来は日本よりも発展するのではないか」という予感さえするのです。

    このように海外の実情に触れると、成長への意欲が湧いてきます。そうした背景から、海外の仕事に携わりたい、早く海外に出たい、と思っていました。

  • 1年目から経験した生みの苦しみ

    事務職として入社し、配属は海外営業を希望していたので、新規事業であるコネクテッドセンターに決まった時は驚きました。「クルマづくりの上流に携わりたい」その想いを汲んでの配属だったのかもしれません。さらに、ここでの仕事は「世の中にまだないサービスをゼロから創りあげる」こと。そうした業務に1年目から携われるのは、かけがえのない経験になるはずです。

    それでも、「せめて営業の業務経験を積んでいれば」と考えることもあります。コネクテッドサービスの具体的な使い方が、もっとイメージしやすかったはずだと思うと悔しくなるからです。様々な部署にヒアリングを重ね、サービスを思い描く毎日。すぐに形にできるものはありません。「生みの苦しみ」をずっと感じていますね。

    だからこそ今、作成を進めている手順書が、日本中の販売代理店に配布される日が待ち遠しいです。私たちの作り上げた手順書や業務フローが、販売代理店の仕事を支えます。たくさんの人をサポートできる日に一歩一歩近づいていると思うと、モチベーションが高まります。

  • 新規立ち上げの経験をアドバンテージに

    直近の目標は、販売代理店に対するコネクテッドサービスのオペレーション体制を構築すること。将来的にはここでの経験を活かし、業務の幅を広げることが目標です。新規立ち上げのスキルをベースに、インドや欧州における商品・サービス普及へ貢献したいと思いますし、新しい商品・サービスの開発にも役立てるかもしれません。

    早い段階でコネクテッドサービスの立ち上げに携われたことは、それだけ大きなアドバンテージになると思います。今は販売代理店の業務やITシステムへの理解を深める時期ですが、次なる目標に向かって進み続けたいと思います。

  • 趣味のゴルフとドライブを満喫

    入社に合わせて浜松へ引っ越しました。浜松は“ゴルフ場天国”。私も先輩に誘われてゴルフを始めました。社会人になり、お気に入りの車も購入できました。ゴルフバックを乗せて、いろんなゴルフ場へ出かけることが趣味であり、息抜きにもなっています。浜松にはたくさんのスズキ社員がいるので、趣味や価値観の合う人がきっと見つかると思います。

    ※部署名、内容はインタビュー当時のものです。